Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

新作CVレビュー

あ、さて、今はレイコン作品のレビュー真っ盛りとなっているとは思いますが、天邪鬼なこちらRossoLaboratoryでは新作「CV」のレビューと参りたいと思います。レイコン2007のSS部門で全く別の意味で注目を集めるUSO800鉄道氏の作品「繁華街と、線路反対側の急ピッチ開発と、ヤマト運輸配送センター」であります。

まず、氏のホームページで驚かされるのはFLASHを使ったCVの見せ方です。流石はプロ。見せ方を心得ているといった印象です。CV自体も様々なアイデアと工夫が盛り込まれているので、気になった部分をどんどんピックアップしていきましょう。私のレビューは、全体の構成やデザインではなく、アイデアやテクニックの解説がメインになりますので、その点はご了承ください。

このCVのアーケード街や配送センターも凄いのですが、私はもっと細かい部分をピックアップします。まずはコチラ。


TOMIX規格の高架下建物をビルに埋め込んで使っています。私はコンクリート柱の部分があるのでこの使い方はちょっと無理があるかなと思っていたのですが、アーケード屋根が付くことによって大分違和感が無くなっている点に注目しました。まだこの段階での完成度は少々低い感じですが、うまく組み合わせればかなり良い感じの建築物が生み出せそうな可能性を感じさせてくれます。



工事現場の通用口といったところでしょうか。これはうまいことやられたなぁという感じでした。バリゲートと警備員という小物を配置して見事に演出されています。



地下通路階段も「なるほどなぁ」という感じです。ただこの部分の歩道部分の使い方がまだ甘くZバッファ干渉が出ているのが残念です。この空白部分を埋めるのは歩道を使うよりは1車線街路や交差点といった灰色の面構造体を使う方が効率的ではないかと私は思います。以下、私の作成中のCVより


<歩道の間に1車線街路を使った例>


<もっと広い領域を潰すなら交差点>



次は氏のCVを見てすぐに気になった部分です。アーケード入口のポールは一体何だろうと疑問に思っていました。答えは歩行者用信号だったんですね。私ならすぐにガードレール支柱を使ってしまうところですが、この色と金具の感じが使いたい時には使わせてもらおうと思いました。結構色々な部品を使っては来ましたが、「コレナンダ?」って思わせてくれるとワクワクしちゃうんですよ(変態だな、オレ)。



最後に、もしかするとこのCVで一番惹かれたかもしれないのが、このシーンです。何気ないシーンですが、パチンコ店と模型店の間に通路や階段がある。「そうそうこういう感じの場所よくあるよぉ」と思うとゾクゾクします(やっぱ変人だ)。こういったシーンはやはりお仕事柄の観察眼から来ているものとお見受けしました。これが重要です。やっぱり色々なものを観察して理解し、それをもとに創造する。これこそがクリエイティブな作品作りにかかせないものであると思います。VRM上の世界は架空のものですが、やはりそこにはリアリティというものがないと見る者に訴えかけたり、唸らせることが出来ません。そういったことも含め、是非ご自身の目で見てこの空間を感じ取ってもらいたい作品だと思います。

ん~。褒めすぎた?