
この空の表現は、

この天球テクスチャーと

この雲テクスチャーを同時に表示したものでした。
つまり、雲テクスチャは「グレースケールだけでなく色が使える」と「テクスチャの明度によって透過する」というのがポイントです。
今まで雲テクスチャーはグレースケールのものしか見たことがなかったので、色が使えないのであろうという余計な固定観念があったのですが、この前のjunichiさんの天球テクスチャーを使った絵を見て、この合成は明暗の合成なのか?、それとも色の合成なのか? ということを疑問に思いました。
そこで試したところ、雲テクスチャも色が使えるということにようやく気付いたという話です。VRM4を使って1年ぐらい経っていますが、今更な話です。
マニュアルにはこうあります。
>雲は、α合成、加算合成、減算合成で天球に重なって表示されます。シーンに応じて使い分けてください。
これじゃわかんないよ。何かしらの使用例が無ければ。
ついでなんでもう少し細かい話もしておきます。面倒なんでマニュアルの絵を使わせてもらいます。

上図のように天球テクスチャーは細長いテクスチャを側面から半球に投影していきますので、天頂部分がかなり歪みます。一方、雲テクスチャーを上面から半球(半球と平面の中間的形状)に投影していきますので、地平部分が歪むはずです。実験できないので断言は出来ませんが。
で、天球テクスチャーで、例えば西から東へと1方向へグラデーションをかけたいならば、

こんな感じのテクスチャーが必要なのですが、これがなかなかうまく出来ません。

<上のテクスチャーをVRMで見たところ>
しかし、雲テクスチャーならペイントソフトでグラデーションさえ作れば簡単に、この特定の方角へのグラデーションが作れるということなのです。
地平から天頂に向かうグラデーションは天球テクスチャーで、ある方角から逆の方角に向かうグラデーションは雲テクスチャーでやるとより複雑な空模様が表現できるでしょう。
私は今後この手のグラデーションを必要とする場合には、天球テクスチャーで雲を再現し、雲テクスチャーで天球色を再現するという全く逆の使い方をしようと思っています。
円周魚眼レンズで天頂を撮影し、雲テクスチャーに使用するとどの程度実際の空が再現できるのか?ということに興味がありますが、機材がないので試すことはないでしょう。地平部分が歪むだろうという予測も立てていますし、512×512ピクセルではそんなに精緻にはいかないでしょう。

<雲テクスチャーを使ったバブリーなsola>
<2008/1/16 5:30追記>
45-50sさんのご指摘により、以前にKSMasterさんがこの件に関する実験をされていたようなのでアドレスを追記。
http://blue.ap.teacup.com/ksmaster/119.html
こちらの45-50sさんの記事も関連する記事なのでアドレスを追記。
http://suchacool.seesaa.net/article/26479112.html