Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

勝手にCVレビュー「第3回沖ノ鳥島さん」

少し間が空きましたが、第3回目は、沖ノ鳥島さんの「ローカル駅」です。


最初にこの作品を拝見した時に私が思ったことは、「少し部品密度が低いかな?」ということでした。しかし色々な部分を見ていく内に、「ローカル駅ならこの程度の密度が最適なのかもしれない」と思うようになっていきました。そして、情景作りにおいては「何でもゴチャゴチャと置けば良いというものではないよ」というメッセージを沖ノ鳥島さんから貰ったような気になりました。

実際にCVを繋げて走らすということを考えれば、あまりにも部品を使い過ぎているとレイアウター上で繋げる作業はかなり厳しいものとなります。これに対応するために、私はライトウェイトCVという名のもとで、自分では軽めにしたつもりのCVを公開していますが、「情」を削って「景」を再現したビネットというものは、在り方として如何なものかと自分でも少々疑問に思っています。そんな中で沖ノ鳥島さんの本作品は密と疎のバランスをうまくとっている作品に仕上がっていると私は感じました。

但しこれも「情景の「景」の部分で」という但し書きが付きますが。

45-50sさんも書かれることがある「情景の「情」と「景」について」というVRM情景論の話になっていきますが、レイコン2007レビューのSuch a cool:「レイコン2007 - 櫻隼さん「夕闇の駅」」にて、45-50sさんが、

>情景表現として唯一惜しむ点があるとすれば、画面に人の気配がしないことです。自分もあまり人のことは言えないんですが、情景の“景”は申し分のない出来ながら、“情”がいささか弱いのが悔やまれます。

と書かれています。沖ノ鳥島さんの本作品は、人形も配置されていますし、「景」によって「情」もうまく引き出している部分もあるとは感じているのですが、まだ少し足りないような気がします。更に人形を配置して、この「情」の部分を強めていくと作品に更なる奥深さが生まれてくるのではないかと私は感じました。


ちょっと重い話になりそうなので、ここで一旦この話は置いておいて、絵を見ながらライトな感想を書いていきたいと思います。文字ばかりじゃ疲れるでしょ?(笑)。

VRM情景論については後でまとめて書きますので。


田を段階的に重ねることによって草が生い茂り、あまり使われていない線路であることを再現していますが、この部分は「景」が「情」を醸し出していると私が感じている部分です。


無理矢理物干し竿の部分は生垣をもう少し低くして、洗濯物を何かしらで再現できればもっと良くなったのではないでしょうか。ちょっと目立たなくなってしまっているのが惜しい感じがします。


第5号の工業用タンクも周りがこういう状況だと農業用施設に見えるから不思議なものです。


木造駅舎内も工夫されています。


夜間にも対応されているので、こうやって夜景にして陰影をつけると風情すら感じられます。

部品数は少なくとも密と疎のバランスをうまくとることによって出来た良作です。ここに更に人形を増やし、生活感が表現されれば更なる奥深さが表現できたと思われますが、それを差し引いてもレイコン部門賞3連覇の実力を遺憾なく発揮されていると感じましたし、2~6&8号を入手されたことでVRM4においても沖ノ鳥島さんの作品が見られるようになったことは非常に喜ばしく感じています。

ただ1つ注意点もあります。


オリジナルの方には花壇がありますが、


グループ化されたものにはありません。

これは、「駅備品」のレイヤを非表示にして複製してしまったために起こったものと推測されますが、折角作った作品ですから実際に利用されるコピーの方も最終チェックはした方が良いでしょう。私もよくロックを外し忘れて同様のことをやることもありますが(笑)。


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さて、では中断した「VRM情景論」について書きましょう。・・・と思ったのですが既に結構長くなってしまったので次回ということで。

読む方も疲れたでしょ。少なくとも書く方は疲れましたよ(笑)。


沖ノ鳥島さんへ追伸:

ファイル名が「D30120(2)GS2-K002.vrx」となっておりますが、この「K」は沖ノ鳥島さんの専用識別記号ということで宜しいですか? 今のところ、私の「Z」、Chelinさんの「C」、私が勝手にfoxさん用にリザーブしている「F」以外なら、お好きなものが選べますが。

なお、この識別記号は本来は新たなCVB作家さん用と考えていましたが、実際にはCVB作りをする方は現れないだろうと思いますので、「CVの新たな境地を切り開く」或いは「他のユーザーに大きな影響を与える作品を生み出す」方に贈呈することにしました。

特典は、「名称だとか規格だとか好き勝手にやっていいですよ」ということだけです(笑)。「公認で」ということになりますが・・・今と大して変わらないかも。