私がこれから書く内容とあまり被らなかったので不思議な感じがしているのですが、それだけユーザーがアイマジック社に聞きたい事が多岐に渡っているのだろうなぁといった印象です。
う~ん、コッチは思いっきり爆弾発言的な内容だなぁ。話し半分で読んでもらった方が良いかも。この記事の公開に関しては、私としても少し気が重いんですが、ネットVRM界隈での誤解も相当あるみたいなので、公開しない訳にはいかないですよなぁ。
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色々と聞いてはきましたが、私とアイマジック社の中の人との間で完璧に意思の疎通が取れているとは思えませんので、かなり違うかもしれないところがあるかもしれないということは頭に入れた上でお読みください。なんせ、最初に聞いた多分アイマジック社の女性社員の方の話と、後から聞き直した一番年配と思われる男性社員の方(もしかすると代表者の方だったのかもしれないですけど)との話の間でも、かなり食い違っていましたから(笑)。国際鉄道模型コンベンション開催の2日ぐらい前にようやく動いたプログラムらしいので、まだアイマジック社内でも完全には浸透し切ってはいないのでしょう。ましてや・・・ね。
それではいきます。
「VRM oNLINE」は実質上のVRM5であり、パッケージ販売のVRM4は第10号をもって一応終了です。尚、既に予定されている追加キットはそのままVRM4用として発売されます。
との事です。オンライン化という要素は非常に大きいものですが、これはただのオンライン化ではなく、次期バージョンVRM5へのシフトです。故に以降は「VRM oNLINE」ではなく敢えて「VRM5」とココでは表記します(どちらの表記にするか結構悩みましたが、肯定的な見方をしているのでコチラにしました。意図的ですので、それが気に入らない方は勝手に脳内変換してください。)。
<動作について>
VRM5のレイアウトデータはサーバ上に保存出来ます。クライアントPC上も保存OKと仰っていた気もしますがちょっと記憶が曖昧。ただVRM5の中核プログラムとなる「VRMCore」は一定のタイミングでサーバにアクセスしており、ネットワークが遮断されるとログアウトしたことになるそうなので、多分レイアウターも動作しなくなるでしょうから、どちらであっても特に大きな違いにはならないのではないでしょうか? ネットワークが繋がってないと全く駄目みたいなんで。
ビューワーの処理に関してはジオメトリ演算・レンダリング処理ともクライアントPC側が受け持ち、レイアウトデータもクライアントPCのメモリに入るらしいので、この部分はVRM4と多分同じ。ただこれもネットワークが繋がったままの状態でないと駄目よという点が違うだけでしょう。
影についてはVRM5のみの提供で、VRM4には提供されない模様。更にビデオカードがシェーダーモデル3.0以上でないと、VRM4同様の影なしとなると小冊子には書いてあります。尚、シャドウマップは使っているもののリアルタイムレンダリング速度は向上していると仰っていました。要するにVRM5なので一応VRM4とは全く別物と考えておいた方が良いということです。今のところパッと見た目は影以外はソックリなんだけどね。そういえば、地形テクスチャの表示も手が加えられていて表現が向上しているというお話しでしたが、使い慣れたモニターで見ないとよくわかんねぇなぁといった印象でした。

<画面左隅の表示>
<既存VRM4ユーザーの移行について>
パッケージで所有しているVRM4の部品・車両(車両は一部を除く)全て、そしてVRM4レイアウトデータはVRM5で使えるそうです。しかしVRM5レイアウトデータがVRM4で使えるかどうかは不明。この件は私が聞き忘れたのではなく、アイマジック社内でもまだテストが出来ていないので不明であるとの事。データ自体はVRM5仕様になっていると仰っていたので、VRM4が上位データを弾く仕様ならば読めないということになるでしょう。バージョンが違うのだから当然でしょうな。
また、配布されていた小冊子には、ユーロエクスプレスのVRM4データは移行できますが、VSE、ムック本の付録データ、VAIO用のVRM4データ、セブンイレブンのキャンペーン提供品、VRM3以前の車両は移行出来ないと書かれています。尚、VRM3以前の車両に関してはVRM5用として新たに開発する予定らしいです(ちょっと、このVRM3の車両に関する記述は引っ掛かるのですが、考えすぎかな?)。
それと、今後VRM5用に提供される部品群はVRM4では使えないそうです。まぁこれは当然か。
<オンライン料金について>
毎月1000円のアカウント管理料金が必要で、これが仮想通貨にチャージされます。どういうことかと言うと、これは接続維持費であると共に、このチャージされた仮想通貨で毎月1000円分の部品が購入出来ますよということらしいです。もしその月で使われなければプールされ翌月に持ち越されます。尚、購入できる部品は1つ単位ではなく、幾つかまとまったグループで購入する形にするそうです。具体的に書くと、例えば、島式ホームの部品1個という形ではなく、島式ホーム部品一式という形です。
「そうすると全ての部品を所有しているVRM4ユーザーは1000円分の仮想通貨の使い道がないのでは?」とお聞きしたところ、「毎月2000円分以上の新規部品を提供し続ける予定ですので、使い道がないという状況には致しません。逆に1000円では足りない状況を作り、別途お支払いいただいて購入していただこうと思っております」との事です。要するに、パッケージでまとめて新製品を投入するのではなく、毎月少しずつ新製品を投入するということで、あれですよ、「まいにちいっしょ」と似たようなもんでしょう。
なお、ユーザーがアカウント管理料金を一時的に支払わなくなった時、つまり空白の期間があった時に、データやプールされていた仮想通貨がどうなるのかについては聞き忘れましたので、これはアイマジック社或いはアシアル社の発表を待ちましょう。
---*<ここからはかなり憶測(邪推って言うんですか?)が入ります>*---
<何が変わるのか>
VRM5とVRM4とでは何が違うのかと言えば、機能の違いを除けば、パッケージ販売なのか、定額の固定料金を支払った上でのダウンロード販売なのか、この程度の違いしかないのではないかと思うんですが如何でしょうか?私はオンラインゲームというものは食わず嫌いでやったことがないので詳しくはわからないのですが、あれって接続料は接続料だけであって、その全額分がアイテム購入に使えたりする訳ではないですよね? どうなんでしょ?
---*--<一般ユーザー>--*---
さて今回の変革は、VRM4からVRM5へのシフトと捉えれば、VRM3からVRM4へのシフトとは異なり、車両やストラクチャーやレイアウトがほぼそのまま活かせますので、これは非常に好意的に捉えるべきでしょう。また、今まで度々問題になってきたパッケージ分け問題も、使いたいレイアウトに対して足りない部品を補充するためにパッケージがまるごと必要という訳ではなくなるので、多少は改善されるのかもしれません。更には、使いたい部品と使いそうもない部品をユーザーが取捨選択して購入できるのですから、ユーザー側の負担減になるかもしれません。
これらのことを考えると、アイマジック社は結構ネットVRM界隈で取り沙汰されていた幾つかの問題の改善を図ろうとしているように見受けられます。
---*---<メーカー>---*---
しかし、商売ですからそんな善意だけで動くはずはありません(失礼)。まず第一にコレは結構強調して訴えておられたのですが、「流通コストが高いので、これを何とかしなくてはならない」と。そりゃ当然ですよね(この件を詳しく書き始めるととんでもないこと書き出す恐れがあるので触れるだけでやめておきますよ:笑)。
で、今度からはユーザーはパッケージという「まとめ買い」ではなく、バラで買うことになります。通常、バラ売りはトータルすると高くつきますよね。でも、流通コストと言える運営管理費分は(問屋&店舗の2社から)アシアル社の1社分だけになるし、パッケージ化のコストもなくなる。高くなる要素と安くなる要素のぶつかり合い。果たしてどっちに転ぶのか。この辺がこの商売のカラクリの肝でしょうな。
なので余談にはなりますが、VRM5が出たからVRM3のようにVRM4の安価な統合版を期待しているなら、それは多分無理だろうと思いますよ。だって、VRM4のデ-タはこれからも運用の中核にある重要な資産なんですから。で、現行のVRM4のパッケージ版は生産終了で在庫がなくなったら、それ以降のパッケージは一切生産しないという方向性のはずでしょうね(ここで気に掛かってくるのが、少し前に出てきたVRM3車両の件なんですが・・・いや止めておこう)。
もう一つメーカーにとって重要なことは、課金制による収益と見通しの安定化ですか。パッケージ方式だと波があるでしょうからね。ビジネスモデルとしては携帯電話会社と同じようなものでしょう。広く長く細く(まぁ太い方が嬉しいでしょうが)収穫したいというヤツですね。なので、なるべく多くのお客さんを囲いたいし、逃がしたくない。だから、宣伝には今までと違ってかなり積極的になっているみたいだし、その点ではネットVRMユーザー以外にはどうやら成功している模様です。しかし、新規参入者だけでコミュニティが構成されたら、ネットVRMユーザーならその先はどうなるか大体わかりますよね。まぁ、この後、素晴らしい出来で、誰でもVRMが難なく扱えるようになるマニュアルが登場すれば話は別ですけど。
---*--<エキスパート>--*---
故に、メーカーとしてはネットVRM界隈のエキスパート達を「VRM oNLINE」(ここは敢えてこう書きます)に出来ればまるごと取り込みたいはず。と考えれば、この移行がかなり既存VRM4ユーザーにフレンドリーな状態に設定されているのも納得がいきます。しかし、ネットVRMユーザーの反応は少々微妙で、期待しつつも不安ありという状態でしょうか? 45-50s氏や漆黒氏が仰っている「所有欲が満たされない」という件は、オンライン化と真っ向から対立する要素みたいなので難しい気がしますが、本当にこれがメジャーな考え方でエキスパート達の流入の最大の妨げになるのであれば、向こうも何かしらの対策を打つ可能性もあるんじゃないかという気迫すら感じてはいます。まぁこれは暫く様子をみないとわからないですね。
さて、このエキスパート達の取り込みに関しては、アイマジック社側には既にアイデアがあります。これは度々ghost氏が仰っていたことですが、「データを提供するユーザー側にもそれなりの見返りがあって良いんじゃないか?」というような事を実現しようということで、「オンライン上で公開されたユーザー製作のレイアウト等を売買し、その利益を公開したユーザーに還元しよう」ということをやりたいそうです。これはそうしたいと仰っていただけで、まだ具体的には動いてはいないだろうと思いますが、エキスパートの取り込み及びデータ公開の活性化、如いては「VRM oNLINE」の活性化の切り札にしようとしているのではないかと感じます。
しかし、これには多分反発する人も中には出てくることでしょう。今までデータを提供してきたユーザーは皆無償で提供してきたのですから。ただ、これは3DCGの世界では主流になっている気がするので、遅かれ早かれそうなるんじゃないでしょうか。フリーソフトとシェアウェアとの関係にも近いですしね。無償提供したい人はそうすれば良いし、有償提供したい人はそうすれば良いだけのことでしょう。余計な事かもしれませんが、Vueなんかのユーザーによるデータ販売の場合、ロックデータ(改変できないデータ)は安く、アンロックデータ(改変できるデータ)は高く価格が設定されていたりします。もしかするとそんな要素も入ってくるのかもしれません。
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という訳ですが、もう1度書きます。アイマジック社に聞いてきたことなので、ある程度はこんな感じになるであろうということは言えると思いますが、あくまでもユーザー個人からの情報発信です。メーカーによる公式発表ではありませんので、その点は見誤らないように。それに、アイマジック社に聞いてきただけであり、アシアル社とは一切コンタクトを取っていませんので、まだ両社に見解の相違がある可能性もありえます。最終的な判断は公式発表をお待ちください。
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なお、私の場合は「VRM4-comVignette」というものがありますんで、これを今後どう生き延ばしていくかについて検討する必要があり、「VRM oNLINE」のベータテストには既に応募しましたよ。受かるかどうかはわからんですが。