Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

5軸クレーンカメラスクロール

初のスクロール制作です。VRM4で制作していますのでVRMoNLINEでも使えます。また、このスクロールはレイアウトに書き込まれるので、パッケージによる制約はありません。

vrwファイルをwizardフォルダにコピーしてからVRMを起動すると、SCRIPTウィザードのカメラの項目に「5軸クレーンカメラ」が現れます。これを実行してください。

簡易設定(デフォルト値:XYZ0.1、θ0.05、間隔10)はそこそこの速さです。詳細設定で最大値を入力するとかなりのガタガタ状態です。ゆっくり動かすならXYZ0.05、θ0.02、間隔10ぐらいかな。

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<目的・用途>
この「5軸クレーンカメラ」は、ghost氏のVRM入道「ヘリコプターフライスルーカメラ」とやっていることは多分似たような感じでしょうが、使用目的と動作が若干違います。

「ヘリコプターフライスルーカメラ」
 目的:レイアウトの中を飛び回る。
 座標:自分が向いている方向が基準。4軸同時動作(演出としての5軸目はある)。
 動作:常に揺れている(揺れなし可能) & 動きが速め


「5軸クレーンカメラ」
 目的:動画作成用。
 座標:XYZ軸が基準。5軸同時動作(仰角がある)。
 動作:停止している & 動きが遅め(加速させることもできる)

 
ということで、レイアウトの中を飛び回って景色を見たいなら「ヘリコプターフライスルーカメラ」が向いているし、飛び回ることが目的ではなく、映画やTVCM等で使われているクレーンカメラを使ったようなアングルで動画を作りたいならば「5軸クレーンカメラ」が向いているという感じです。

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<経緯>
このスクリプトは、USO800鉄道氏に依頼された「極低定速度揺動カメラ」(数値制御で非常にゆっくりと揺動させることが出来るフライスルーカメラ)からスタートし、座標で位置を指定する方法では扱いづらいという改善要望から、XYZ軸方向に移動できる「5軸フライスルーカメラスクリプト(この時点では2軸同時動作のみ)になり、どうせなら5軸10方向独立のパラメータにすれば、操作は難しいかもしれないがクレーンカメラのような複雑な動きが出来るであろうということで制作したものです。

で、これをスクロール化した理由は、結構使えそうな感じがしたことと、10方向独立のパラメータになって数値パラメータの変更箇所が増えたのでスクロール化しないと面倒であること、そして、将来作るであろうVRM4CV自動運転用スクロール群の練習のためです。

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<操作>
操作については、

[u]:左(-X)移動、[o]:右(+X)移動
[8]:前(-Z)移動、[k]:後(+Z)移動
[0]:上(+Y)移動、[p]:下(-Y)移動
[7]:上向き(Target:+Y)、[9]:下向き(Target:-Y)
[j]:反時計回り、[l]:時計回り
[i]:停止


となっており、例えば[u]を2回押せば、-X軸方向に2倍の速度になります。またその状態で[o]を1回押すと+X軸方向に1段階進もうとする力が働くのでブレーキがかかり1段階速度が落ちます。更にもう一度[o]を1回押すと、力の均衡により停止します。

しかし、スクリプトとしては双方に動こうとするループが裏で動いていることになり、この時テンキーでカメラを動かそうとしても受け入れてくれません。そんな時には[i]を押して全ループ処理をKillしましょう。そうすればテンキー操作も受け付けます。ただし、テンキーで移動してもその座標をスクリプトは取得出来ませんので、再びループ処理を開始すると最後の停止状態に戻されます。

つまり、これは「LAYOUT SUPPORT BOOK」の周回用フライスルーカメラと全く同じ原理で、それが5軸同時動作可能になったものなのです。

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<使用例とダウンロード、そして注意書き>
実際の使用例は、USO800鉄道氏が嘘八百鉄道BLOG「クレーンカメラ」にて早速試作動画を制作されていますので、そちらをご覧ください。

「5軸クレーンカメラスクロール」をダウンロードする。

なお、このクレーンカメラはゆっくり動かせるので、ビューワーを見ていても酔うことはあまりないだろうと思いますが、ビューワーを終了させると動いていない画面上のウィンドウが逆に動いて見えるという錯覚に陥り易く、後から酔うような変な感じになるかもしれません。現に私がそんな感じです(笑)。

つまり、何事も自己責任の上で使用してくださいという、毎度おなじみのお約束ということで。