私のような使い始めて2週間程度しか経たない者が書くのもおこがましい気はしますが。
---*---*---*---
<自然物や自然環境の再現について>
これについては、VRMよりも圧倒的に強力です。

<初めて弄った時の絵>
雲は流れるし、水は揺らぐ。風に揺れる木もあるし、川や滝の流れや音が再現されている部品もあります。リアルタイムレンダリング画面上で、部品の配置や地形の形状変更・ペイントが出来るので、操作や確認も圧倒的にしやすいです。
更に気にいったのは、時間の概念があること。リアルタイムレンダリング画面上で時計を動かせば時間に応じて情景は変化します。時間を固定することも出来るし、自動的に経過させることもできる。以下、時間毎のスクリーンショット。

<明け方>

<午前>

<午後>
駅の影の位置が変化しているのが判ると思いますが、全てのストラクチャーが影を落とす訳ではないようです。私が確認した限りでは、線路周辺のストラクチャーは影が付くが、一般的なストラクチャーは影が付いていない様子。付けることが出来ないのか、処理を重くしないために敢えてそうしていないのかは未だ不明。

<夕方>
夕方の再現はイマイチに見えますが、光源の色合いや空のテクスチャーを変更すれば対応できます。自動的に出来るのかどうかは未だ不明。

<夕暮れ>
住宅の照明も点灯します。

<夜>
ユニクロは早めに閉店(笑)。

<深夜>
TSUTAYAや住宅の照明も消える。セブンイレブンは24時間営業なので点いたまま。この辺は各ストラクチャーのconfig.txtで設定されている模様。
次に天候について。なお、使用しているストラクチャーの多くはKenichiro氏<kuid:117608>の手によるもので、日本的ストラクチャーということだけでなく、ズバ抜けて出来が良いので多用させてもらっています。

<晴れ>
漁船がこんなところにいるのはおかしいですが、気にしないように(笑)。このKenichiro氏の漁船の出来に感動したというのもTrainzを始めようと思った一因なので。ユラユラ揺れるし、細かい部分まで再現されているんですなぁ、これが。
なお、これぐらいの情景なら20~30分もあれば出来ますよ。リアルタイムレンダリング画面上だけで作業できるので余計な時間がかからないんですわ。

<雨>
ちょっと見づらいですが、雨の表現もまずまず。遠景が煙って見えるというのも好印象。

<雪>
雪の結晶まで見えます(笑)。積りはしないようですが、雪を被ったストラクチャー等も見かけたので、雪景色の再現もTrainzの方が上でしょうね。
ということで、自然物の再現については、未だに植生エンジンがまともに出来上がらないようなVRMでは、1~2年では到底追いつけないレベルでしょう。樹木の透過関係ではTrainzにおかしな部分もありますが、再現性はまずまずだし、バリエーションは圧倒的に多い。更にスプライン機能付きの部品なら一気に大量の樹木が配置できるなど作業性も良いので、あまり気にはならないです。
---*---*---*---
<人工物の再現について>
Trainzを開発しているオーストラリアのソフトメーカー「AURAN」がモデリングしているものは多分圧倒的に少ないと思われます。メーカーの発表では10万点を超える部品数らしいですが、その殆どはユーザーの手によるものでしょう。
VRMとTrainzを比較した時に「車両の出来はVRMの方が良い」という発言を多く見かけますが、これはある意味正解で、ある意味間違いです。まぁ、私もそういう認識だったのですが(笑)。
VRMはアイマジックというソフトメーカー1社によって車両モデルが提供されています。故に車両モデルの出来はある程度均一化され、水準もそれなりに高いレベルにあると言えるだろうと思います。しかし、Trainzの場合は様々なユーザーが製作しているので、その出来栄えはマチマチです。よって、VRM3よりも出来が悪いものもあれば、VRM5よりも出来が良いものもあります。ストラクチャーにも同様のことが言えますが、出来の良さは製作者次第なのです。


<Kenichiro氏によるDD51>
このDD51は、煙も吐くし、ファンも回っている。汚れ具合も良く、VRM5を上回る一品と言えるでしょう。但し、このように素晴らしい作品は必ずしも多いとは言えないと思うし、更には見つけ出すのも意外と大変かもしれないということです。
また、Trainzにおいては日本の車両やストラクチャーはVRMと比べると圧倒的に少ないですが、数すらも製作者次第と言えるでしょう。
---*---*---*---
さて、日本人である我々にとって、Trainzにおける最大の壁は、やはり英語という言語の壁でしょう。しかし、私なんかもそうですが、マニュアルをよく読まず、弄ることで覚えていくような人には、そんなに大きな問題ではないような気はします。ある程度は読めないと登録関係の部分ではマズいこともありますけどね。
なお、Trainz日本語版についての期待もチラホラ見かけますが、一度アナウンスされた事があるみたいですけど、どうやら消滅したようなので、あまり期待はしない方が良いでしょうね。
更に、モデリングしてTrainzの部品を作りたいと願うならば、英語よりも反って3Dに関する専門用語の方がより大きな壁になるんじゃないでしょうか。VRMで登場する3Dの専門用語は極一部の用語でしかないですから、もし本当にモデリングしたいならば、一度日本語の3DCGツールを弄って、専門用語をある程度知ってから、gmaxなりBlenderに着手した方が良いような気がします。専門用語さえ知っていれば、英語のマニュアルも何となくでも読めてしまうものですから。・・・あぁ、そう言えば、確かBlenderは日本語の解説書があったから、それを購入してみるという手もあるか。
---*---*---*---
日本の鉄道車両が好きでそちらを中心に考えたい人はVRMで、鉄道よりもよりリアルな情景を作りたい人はTrainzで、そんな棲み分けになるのかもしれません。
私は元々は後者のタイプで、色々使えるリアルタイムレンダリングビューワーを欲していた者ですから、Trainzの方が目的に合っているとは言えますが、まぁ、両刀使いでもイイんじゃないでしょうかね。