Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

MAXの複製機能について

USO800鉄道氏gmaxによる日本語版3Dモデリングチュートリアルを作成されているので援護射撃。

と言っても、こちらは単発のTIPS的なものですが。

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<画面レイアウト>
まずは画面まわりに関して。3Dモデリングをしたことがない人にとっては大したことではないように思われるかもしれませんが、これがじわじわと効果を発揮するんです。画面の見易さというか、作業すべき部分の見易さは、直接作業効率に影響しますので。


1.どの画面でも良いので画面左上で右クリックしてメニューを出し、「Configure」を選択。すると、下記のビューポートに関するダイアログボックスが表示される。


2.「Layout」タブに色々なパターンがあるので好きなものを選択。各画面の視点方向設定はココでも変えられるし、


3.後からでも画面左上の右クリックメニューから変えられる


4.画面レイアウトが変わるとこのようになる。

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<複製>
オブジェクトを複製して利用するというのは基本的な作業の1つですが、MAXでの複製作業には注意しなければならない重要項目が含まれています。これを知らないと、後で痛い目を見たり、手間がかかり過ぎたりしますので、絶対に知っておくべき知識です。


1.シフトキーを押しながら移動や拡大縮小等を行うと複製(クローン)が出来ます。


2.その作業途中には必ずこのダイアログボックスが表示されますが、ココで3つの複製方式が選択できます。このチョイスが重要なのです。

・Copy(コピー)
コピーオブジェクトは、コピー元のオブジェクトに対する変形等の影響を受けない完全に独立したオブジェクトになります。

・Instance(インスタンス
インスタンスは「実体」と訳されますが、それは置いておきましょう。インスタンスオブジェクトはコピー元のオブジェクトに対する変形等の影響を受けるし、インスタンス側の変形等がコピー元のオブジェクトに対しても影響を及ぼします。つまり、どちらかを変形するともう一方も同じ形状になるという双方向に影響し合うものです。

・Reference(参照)
参照オブジェクトは、コピー元のオブジェクトに対する変形等の影響を受けますが、参照オブジェクトの変形等はコピー元のオブジェクトに対しては影響を及ぼさないという一方通行的な存在になります。


それでは具体的に画面で見てみましょう。


3.上図のようにコピー、インスタンス、参照を配置します。


4.元オブジェクトを選択して、Twist(ツイスト)で180度捻じってみましょう。


5.すると、インスタンス、参照は同様に捻じれますが、コピーは全く影響を受けないことが判ります。


6.次に、インスタンスを選択し、90度戻してみます。すると、元オブジェクトも同様に戻ります。参照も同様に戻ったのは元オブジェクトと同様になるからです。


7.では、参照を選択してみましょう。すると、他のオブジェクトとは独立して選択されていることが、この時点で既に判ります。


8.参照を90度捻じります。すると、やはり他のオブジェクトには影響を与えません。


9.最後に元オブジェクトを選択し、更に90度戻してみます。すると、参照が独立して捻じられた90度分だけが残ります。

ということで、この複製方法を上手く使えば、1つのオブジェクトを修正するだけで同時に他のオブジェクトも自動的に修正され、作業スピードが上がりますし、逆に上手く使っていないと、変形して欲しくないものまで変形してしまうという痛い目を見る可能性があります。この機能を使うかどうかはユーザー次第ですが、とりあえず痛い目だけは見ないように知っておくことがまず必要ということで。