Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

道具作りも模型作りの一環

私が社会人になって思ったことは「男の子は子供の時期に遊びとして何らかの模型作りをなるべく多く経験しておいた方が良い」ということ。特に製造業に携わるならば尚の事である。

私は建築・土木(ここまでは主に現場監督で以降は設計業務)・電気・板金・機械と主に図面絡みの仕事に携わってきたが、その悉くで模型作りの経験が役に立っている。子供の頃はタミヤMMWLを主に作っていたが、その時に得た「接着剤」・「塗料」・「材質」・「道具」・「技法」等の知識や経験が、仕事場や日常生活で色々と役に立ったのである。恐らく遊びで経験した中で最も役に立ったのが模型作りだったであろうと思っている。

例えば接着剤1つをとっても、「有機溶剤系」・「ゴム系」・「エポキシ系」・「瞬間接着剤」等々の様々な接着剤があるが、素材や必要強度等を理解し、その特徴を上手く使えるのはやはり模型作りで経験した知識のおかげである。

またプラモデル等の組み立てを数多く経験することが、今度は既製品等を分解する時に役立ったりもする。何故ならば、既製品等がどういう組み立てられ方をしているのかというヒントを、数多くの組み立て経験から得られるからだ。私の弟は業務としてもPC等の分解をやっているのだが、若い部下たちはPC等の分解方法が分らずに困ることが多いという。恐らくはゲームやら完成品購入やらが主になってしまった世代なのだろう。よくよく聞いてみると模型作りというものを殆ど経験していないらしい。

それと、3Dモデリングなんかもやはり模型作りの経験が役に立っているのではないかと思っている。3Dモデリングは全体を把握しつつ細かい要素に分解して作業していく。その工程というのは模型作りと全く同じである。まぁこれはプラモデル作りというよりはフルスクラッチ系の作業に近いだろう。単純なプリミティブ形状を変形させたり組み合わせていく作業なので。

ということで、子供のうちは高価な鉄道模型を買う(或いは買い与えられる)ことよりも、道具代等はかかるが色々なモノを作る経験を積んだ方が良いよというのが、40代のオッサンからの助言である。さて、戯言はコレぐらいにしておいて本題に入ろう。

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模型作りの道具や素材は今まで色々と試してきたが、今一番のオススメなのは、


この「竹串」(笑)。100円ショップでこんなに大量に入手できるので、これだけで1年以上は戦える(笑)が、これが結構色々と使える。

まずは塗料攪拌用途。タミヤの調色スティックは手入れをしても次第に塗料がこびりつく。「竹串」だったらある程度使い込んだら捨てればよいので手入れの手間は省けるから楽だ。塗料には粘度があるのでこれでも調色は十分出来る。

次に接着剤塗布用途。先端にボンドを付けて小さい部品に塗布したり、瞬着を穴埋めに使う時に利用したり出来る。直接模型に接着剤を塗ることもあるが、この一手間をかけないが為に失敗することも結構ある。状況に応じつつもなるべくこの一手間をかけた方が綺麗に仕上がるので、今は結構多用している。

場合によってはこの「竹串」自身を模型の材料にも出来るが、最後に紹介するのは塗装用ホルダーである。



これはどこかの模型製作記ブログか何かで見たものを真似たものなのだが、竹串の尖ってない方にティッシュペーパーを丸めてテープで固定し、箱型になった車両模型に嵌め込む。そしてもう一方の尖っている方は発泡スチロールに突き刺して乾燥するまで待つ訳だが、私は発泡スチロールではなくBトレ用ウレタンケースの不要部分を使っている。

しかし、これが使ってみるとイマイチだった。丸めたティッシュペーパーだと塗装中に回転させるとズレ落ちたり、かと言ってキツくすると模型の屋根と側板の間に隙間が出来たりした。そこで、昔、模型店で棒の先端に両面テープの付いた円盤を取り付けた塗装用ホルダーを見た記憶があるので、タムタムイエローサブマリンに行った時に未だあるかどうか見てみたが無かったので、そういう時は自分で作る訳だ。



先端部はバルサ材をカッターで切断し、φ2.5のドリル刃で穴をあけ、ボンドで竹串を接着。バルサ材はそのままだと脆いので、瞬間接着剤を全面に塗布する。するとバルサに染み込んで硬化するので乾けば結構カチカチになる。・・・いや「乾けば」というのは違うな。模型を作っている人にとっては常識であろうが、瞬間接着剤は乾いて硬化するのではなく、空気中の水分に反応して硬化するのである。知らなかった子は覚えておこう(・・・って、子供が見るようなブログでもないか)

で、最後に両面テープを貼り付けて完成。粘着力が強すぎるならば指で触って粘着力を落として使い、何度か使って粘着力が落ちたら新たに両面テープを貼り直してやる。



市販の塗装用ホルダーは洗濯バサミみたいなものが付いているが、あれだと掴む場所を取り付けてやらなきゃならんので一手間かかってしまう。両面テープの方が楽だよ。