---*---*---*---
さて、今回手摺はφ0.3の真鍮線を使うので、ピンバイスのドリル刃もφ0.3を使う。で、そのドリル刃の取付だが、ご覧のように、

ドリル刃は非常に短い飛び出しにしている。飛び出しを長くすると、細過ぎるのでドリル刃が曲がるし、最悪折れるだろう。相手側は1mmにも満たない板であるから、これだけ飛び出していれば十分である。
そして、内面側のガイドに合わせて穴を開けるが、ただ穴を開ければ良いというものでもない。金属は素材が伸び易いので、穴を開けると裏面(外面側)に結構大きなバリが出来る。ちょうどバーリングみたいな感じになる訳だ。真鍮線は外面側から差し込むので、このバリがあると差し込めない。よって、穴あけ後にφ0.4ドリル刃で軽く外面側を削ってやる。要するに面取りだ。
これで穴あけ完了かというと未だ違う。この状態では未だφ0.3の真鍮線は通しづらい。そこでφ0.3の真鍮線を切って曲げて掴み易いモノを作り、それをまず穴あけ側から突き刺す。場合によっては力が要る。それが通ったら、今度は逆から同じことをやる。これをやることでφ0.3の真鍮線は差し込み易くなる。恐らくは切りクズがあったり、切削面が荒れているせいだろう。ここにいきなり作った手摺を突っ込もうとすると力が必要なせいで、折角作った手摺がグニャリと曲がって綺麗な仕上りにならないことを経験した。よって、曲がっても良い同一素材を使って均しておく訳だ。それが写真に写っている黄色いマスキングテープを貼った真鍮線である。何度も使ったのでもうグニャグニャだ。
そして、忘れてはならないのが切りクズの処理。金属粉は手に付くと後でチカチカと痛くなる。よって、作業時には常にマスキングテープを準備し、作業中も細めに貼り取るべし。金属粉は痛いだけでなく、模型側にも深い傷を与える場合があるから気をつけよう。
---*---*---*---
次は、手摺作りについて。

φ0.3の真鍮線を穴に通し、手摺の飛び出し量を考慮に入れた上で曲げて適当な長さに切り、もう一方の穴に合わせて目印を水性マーカーで付ける。私はこういった時にはよくPIGMAの005を使う。これぐらい細いものに対してだと、マーカー側もかなり細いものでないと使いづらい。

マーキングしたものを取り出し、ラジオペンチのギザの溝に真鍮線を嵌め、ラジオペンチのエッジを利用してピンセットで曲げる。この時引っ張って曲げるだけではなく、押して曲げると手摺コーナーのエッジが出易い。それをやらないと曲げRが大きくなるが、やると今度は90度以上曲がってしまうので、曲げたり戻したりを繰り返し調整してやる。ちなみに穴に突っ込んで曲げた方もコーナーRが大きくなっているはずなので同様に調整してやる。
出来上がったら、再び差し込んで確認する訳だが、曲げ位置がズレると、

こんな感じに膨らんだりする。膨らむということは穴間に対し手摺が長いということであるから、再び取り出して気持ち短めになるように曲げ直す。逆に短い場合は凹むが、その場合は曲げ直しではなく作り直した方が良い。何故ならば直線に戻した部分が表面に出てくると綺麗な仕上がりにならないからだ。なので、曲げる時には気持ち長めを心がけた方が材料を無駄にしないで済むだろう。
で、上の手摺を直したものがコレ。

---*---*---*---
ガイド穴は側面の扉脇だけではなく、両端のステップの部分にもあったので同様に手摺を作る。

そしてバランスを見るために仮組みする。いや単に組み立てた状態を早く見たいだけか(笑)。

さて、何色に塗ろうかな。すぐにバラせる状態のままなので、塗装はパーツ毎に行う予定。手摺の固定は一番最後だな。