
まずはタミヤの黒のエナメル塗料で全体をウォッシング。

その後ウェザリングマスターで「汚し」を入れました。
・・・が「汚し」過ぎて、単なる「汚れ」になってしもうた(笑)。茶色の車体に対してのウェザリングって難しいなぁ。MMでは車体色が茶色というものは殆ど無かったはずなので、何色を重ねていくべきかのノウハウがない。私の手法はMMのそれなんで、鉄道車両に対して同じことをやると、どう見ても既に廃棄された車両のようになってしまう。
仕方ないので、タミヤのエナメルシンナーで一度流して、再びやり直し。

エナメルの黒は洗い流して微かに残る程度にし、ウェザリングマスターもスポンジで擦りつけるのではなく、ブラシで軽く置いていく感じにしました。しかし、それでもまだ「汚し」が強い感じに見える。また、屋根はウォッシュありきで明るめにしていたから、後で暗くマットな色で塗り直すか。
結局のところ、茶色の鉄道車両に対する「汚し」は結構難しいなぁというのが今回の感想。この色の鉄道模型だとウェザリングは床下と屋根が中心になるかな。

DE10のような明るい色だと、ウェザリングマスターを擦り付けるだけで、それなりに見れるものにはなるんだが・・・。
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さて、鉄道模型の世界でも既にウェザリングの定番用具となっているようにみえるタミヤのウェザリングマスター。今のところ全部で5種類出ており、そのうち3つを持っていますが、よく使うのはAとBの2つだけですな。
食い付きはドライブラシの方が良いけど1/150スケールが相手だと粒子を細かくしてやらなければないので時間も手間もかかる。一方パステル粉は粒子が細かくて1/150でも問題ないが、全く食い付かないから定着スプレーが必要になる。
ウェザリングマスターはちょうどその中間的な存在で、それなりに食い付くし、それなりに粒子も細かい。手軽に扱えるので、ウェザリング初心者にもオススメできる製品だろうと思いますわ。ただし、何度も手に持って扱えば徐々に落ちてはいくので、ちょいとテスト。

未塗装のGMキットにウェザリングマスターで汚しを入れ、水性アクリルのクリアースプレーで定着させてみました。一応クリアースプレーで色流れは起きなかったし、乾燥後に手で持っても落ちててく感覚はないので大丈夫かな? 今度は車両で試してみよう。
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さて、そんな訳で私の真鍮キット製作第1弾の記事は一応これにて終了。
しかし、まだ実験は続きます。
まず、新たなメタルプライマーとしてアサヒペンの「メタルプライマー非鉄金属下塗り」を購入。まだ試していないが、NC(ニトロセルロース)ラッカーなので少しだけ期待。ただし「真鍮に対しては素材を研磨しないで使うこと」という注意書きがあるので少々不安も。
あの後少し調べてみたが、どうも真鍮というのは他金属と比べても塗料の食い付きが悪いらしい。GSIクレオスやタミヤのメタルプライマーは模型でよく使われるホワイトメタルが主なターゲットみたいなので、真鍮の食い付きの悪さまでには対応していないのだろう。まぁ、手で持たなければ問題なさそうだが。
一方、調べれば調べるほどマッハ模型のプライマーの食い付きの良さを称える記事が目に付くが、そのプライマーの上に模型用塗料を塗るとヒビ割れが発生するという記事も多くあった。その対策として、マッハ模型のプライマーに模型用塗料のシンナーを入れるとか、プライマーが半乾きの内に模型用塗料を少し吹いて食い込ませるとか、色々と苦労もあるようだ。
真鍮モデルに対してはまだ入り口に立ったに過ぎないな。
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そんな真鍮モデル初心者同然の私だが相変わらず無謀な挑戦も続けている。「真鍮モデルに対してプライマーは絶対必要」と書きながらも、相変わらずプライマー無しで済ます方法も模索中(笑)。ラッカー系もアクリル系も駄目なのは判った。だから今度はエナメル系で挑戦。

少し模型用塗料の知識を持っている人ならば、「ラッカー系もアクリル系も駄目なら一番弱そうなエナメル系は駄目に決まっている」と思うかもしれないが、それは単に今のタミヤのエナメル塗料の特徴を知っているに過ぎないでしょう。
私からすると「今のタミヤのエナメル塗料って本当にエナメル塗料なの?」って感じである。サラサラで粘りが少なく、匂いも何か違う。「パクトラタミヤ」世代なんで、今のタミヤのエナメル塗料って何となくエナメル塗料っぽくない感じがするんだよね。まぁ、エナメル塗料の定義というものもよくわからないんだけどさ(笑)。
<余談>
エナメル系はラッカー系やアクリル系とは違い、別メーカーの製品同士で混色とかが出来ないと思った方が良いみたい。何なんだろうね、エナメル塗料の定義って。ラッカー系のように揮発して固まるのではなく、酸素との化学反応で固まれば即ちエナメル塗料なのかなぁ?
まぁ、とりあえず、タミヤのエナメルの塗膜は弱いが、ラッカー系やアクリル系の塗膜を溶かさないのでウォッシングに使えるということと、タミヤのエナメルシンナーは直接プラの部分に付着すると溶解するのではなく、素材をボロボロにしていく感じなので何かしらの塗装をしておかないとウォッシングは出来ないということの2点ぐらいを覚えておけば、エナメル塗料の使用上の知識としては通用しちゃうだろうけどね。
そこで登場、「ハンブロール」。

処分品として売っていたものを10個ほど購入してきました。
缶を開けて塗料を混ぜる。この粘土のようなドロドロ感、そして油絵具のような匂いが懐かしい。エナメル系は固まるのが極端に遅い(数日~場合によっては数週間)が、固まってしまえば塗膜強度はラッカー系と遜色ないみたいだし、化学反応で固まっているからシンナーでも溶けない(タミヤのエナメルは溶けるらしいから何か違うような気がするんだよね)。金属に対してもそれなりに食い付くらしいので現在実験中。
昔パクトラを使っていた頃に「もっと良いエナメル塗料がある」ということは聞いていたが、入手しづらく高価なため実際に使ったことはなかった。この歳になってから、その「ハンブロール」を使うとはね。
とりあえず1日置いた段階では、タミヤのエナメル塗料は既に固まっているようだが、爪で一掻きすると簡単に剥がれた。一方、ハンブロールは厚塗りした部分は当然固まっていない。1週間ぐらいは放置しないと確実ではないだろう。薄塗りした部分は結構固まっているようなので、また爪で一掻きしたが剥がれない。強めに3回ぐらい引っ掻いた段階でようやく剥がれた。ここまで強めに引っ掻くと食い付き云々の結果じゃないような気もしなくはないが、これは結構期待できるかも。

「とて簡」はまだ幾つかあるので、全て異なる方法で塗装してみるか。