Rosso Laboratory

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主に鉄道模型シミュレーター(VRM)などの仮想鉄道アプリを扱うブログです。またHDR写真の記事も書いています。

埼京線ダイヤ(2)

前回の続きで、いよいよダイヤ制作を開始する。・・・と、その前にまずは各駅間の所要時間が必要になるので、車窓モードにして所要時間をメモっていく。

各駅の停車時間はデフォルトで10分間なので、それはそのままにしておいた。そして、そのデータを基にEXCELで各列車の仮時刻表を作る。

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<所要時間と仮時刻表>
所要時間と停車時間を入力しておき、始発駅からの発車時刻を入力することで、各駅での発着時刻を表示するワークシートを作成。部分的に追い越し待ち時間も入力できるようにしてある。まぁ単なる足し算の累積だから難しいことは何も無い。


<第40編成:普通(北イケ)>


<第41編成:(通勤)快速(北イケ)>


<第42編成:普通大宮折返(北イケ)>


<第43編成:快速大宮折返(北イケ)>

多分埼京線は全て川越車両センター所属で略号は「宮ハエ」(大支社 カということらしい)ということになるのだろうが、マップ内では池袋派出所所属にするので「東トウ」・・・じゃあ判りづらいので昔の呼び名である池袋電車区所属の「北イケ」ということにしておく。なお、第41編成は出来れば通勤快速にする予定の編成。

・・・で、この仮時刻表を見比べていき、どこで快速列車が追いついているのかを調べ(ワークシートで色を着けた部分)、停車時間の調整などを行ったのだが、まぁこれが分かりづらい。まだ4編成分だけだから出来たものの、これに反対から出発する「宮ハエ」の編成が増え、それが「北イケ」の編成に追いついてくるなどという状況になったら、とてもじゃないが追い切れない。

ということで、ダイヤを把握し調整するためには「ダイヤ図」が必要不可欠だと強く感じた。世の中には鉄道ファンは多いようだから、多分ダイヤ図を作るフリーソフトもあるだろうと思って探して見ると、案の定やっぱりあったよ(笑)。

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<ダイヤ図>
そのソフトの名は「OuDia」。逆に「OuDia」でググると「A列車で行こう8 公式ガイドブック」で紹介されていたなんてことも書かれていたから、A列車で行こうユーザーにとっては既に定番ソフトなのかもしれない。私は環状線専用線を作って楽しようとするタイプだったのでダイヤを弄ることをしなかったから全く知らなかったが。


<下り>

「OuDia」では、この画面でデータを入力していく。入力は各駅での出発時刻、到着時刻、発着時刻等、数パターンから選択できるが、今回は全駅発着時刻で入力した。この入力作業は結構面倒ではあるが、1編成分だけ入力し終えた後はコピペで増やし、始発時刻を変更するとそれ以降の駅の時刻は自動的に変更してくれるから、面倒なのは最初だけである。同様に上りの分も入力し、


<上り>

ダイヤ図を見るとこうなる。


<「北イケ」ダイヤ図>

「黒:第40編成:普通(北イケ)」、「赤:第41編成:(通勤)快速(北イケ)」、「緑:第42編成:普通大宮折返(北イケ)」、「青:第43編成:快速大宮折返(北イケ)」であるが、ダイヤ図で見ると快速が普通列車に徐々に近づいてきていることがよく判るし、何処で追い越しているか、どれぐらいの間隔があるかも明白になる。

例えば、2往復目の上りの「黒:第40編成:普通(北イケ)」が武蔵浦和駅で「青:第43編成:快速大宮折返(北イケ)」に追い越されているが、第40編成の停車時間が短いのでその部分では黒線と青線の間隔が非常に近い。ということは、第40編成は出発時か或いは次の駅で、追い越した第43編成の影響を受けて、一時停車し遅れる可能性がある。ならば、武蔵浦和駅での停車時間を延ばせばよいということになるが、そうすると今度は「赤:第41編成:(通勤)快速(北イケ)」が赤羽駅で第40編成のすぐ後ろにまで迫り、今度は第41編成に遅れが出る可能性がある。ならば、第41編成の2往復目の出発時刻も少し遅らせれば良い。・・・ということが見えてくる訳だ。

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鉄道雑誌の付録としてダイヤ図が掲載されているのを何度か見たことがあるが、その時は特に興味もなかったので「何かよくわからん表だなぁ」ぐらいにしか思っていなかった。しかし、こうやって自分でダイヤを構築する必要に迫られると、非常に解り易くしてくれる表だなぁと認識が改まったよ(笑)。

次回は「宮ハエ」も入力し、一応の埼京線ダイヤ(仮)を完成させる予定。