私が何かを申し上げる必要など無い完成度なので、見てもらえばわかるでしょう(1発目にして早くもレビュー放棄か)。とにかく丁寧な作りが見る者に好印象を与えてくれます。

まず、このシーンを見て私が思ったことは、「foxさんが5号使っている」という、どうでもいい話なのですが、この縦曲線の坂道や樹木の使い方が相変わらず見事です。この坂道の再現は技術的にはそんなに高いレベルではありませんが、32mmずつ細かく分断していくので手間はかかります。根気よく丁寧な仕事をしている職人技という印象です。一方、樹木の配置はある意味センスによるものなので、ここは私も見習わねばならないポイントです。


上の2枚のSSは、foxさんの作品の特徴である「生活感」と「必然性」がよく表れています。単純に建物や人形を配置するのではなく、「ココにコノ建物があれば、隣にはコノ建物があってもおかしくない。であればココにはこんな人形があれば自然な感じがする」という構成が全体の調和をとって、見る者に自然な感じを与えています。これは模型によるジオラマ作りにも言えることですが、現実世界のものを観察し、再現する中でストーリー性というものを頭の中にイメージして情景を作るという手法によるものであろうと推測されます。これがジオラマとしての完成度や奥の深さをもたらしてくれる重要なファクターだと私は考えています。
と、誉め殺しだけではつまらないので、たまには畏れ多くも天に向かってツバでも吐いてみましょうか(笑)。

このシーンについて、特に問題ではないのですが、

このように、道路と線路を隔てる柱があった方が、より現実的かなぁと私は思いました。
人道のオーバーパスなので構造的には前者でも問題ないのですが、(陸橋として)私がよく見かける構造としては後者の方が多いような気がします。これは自分の周りの環境によっても違いますので、どちらかが正解というものではなく、環境や好みの問題であろうとは思いますが。
プロジェクト002を運転台視点で眺めていると、ストレート部にはこういった線路を横切る何かが無いとあまり印象に残らないということを先程経験したのですが、裏を返せば横切る構造は非常に強く印象に残ります。このCVを通過した時に「アレ?何か足りないような気が・・・」と感じたのは正にこの部分でした。
まぁ、人によって印象は違うでしょうから、特に大きな問題ではありません。この作品を見て運転台視点からは全く見えないアンダーパスが作りたくなった捻くれ者の戯言です(笑)。
それはともかく、CVを作っている或いは作ろうとしている方には、このfoxさんの作品を分解し、どのような手間をかけて作っているのかをよく研究していただきたいと願っております。きっと、それが上達への早道でしょうから。