
「Affinity Photo2」の体験版があったので試してみましたが、これが1980円(ソースネクストセール価格)で使えるなら凄いコストパフォーマンスですね。
私が持っている2Dラスターツールは「Luminar Neo」「Aurora HDR」「Corel PHOTO-PAINT 2020」「Corel PaintShop Pro 2022」「Corel AfterShot 3 HDR」「CyberLink PhotoDirector 14」「Digital Camera Utility 5」「GIMP 2.10.32」なのでこれらと比較します。
<基本性能>
「Adobe Photoshop」の事は持っていないので分からないですが、基本的なレイヤやマスクや調整やエフェクトといった分野は恐らく「Corel PHOTO-PAINT 2020」「Corel PaintShop Pro 2022」と同等かそれ以上でしょう。
<HDR>
HDRに関しては「Aurora HDR」にはやや劣る感じがするものの1枚のRAWからもしっかりと画像が作り出せるので「Luminar Neo」「Corel AfterShot 3 HDR」「CyberLink PhotoDirector 14」といったRAW1枚では上手く作れないものよりも遥かに良いです。
「Aurora HDR」
「Affinity Photo2」
個人的にはやはり「Aurora HDR」の方が好きでトーンマップを何層ものレイヤで掛けられる分優れていますがこちらのほうがノイズは多いです。一方「Affinity Photo2」はノイズに強いですが輪郭や色合いが少し甘い感じがします。しかしもう「Aurora HDR」は入手しづらいのでこれからHDRをやるなら「Affinity Photo2」で良いのではないでしょうか。
<パノラマ>
「Luminar Neo」のプラグインと比べても遜色ありません。
「Luminar Neo」
「Affinity Photo2」
コストパフォーマンスを考えたら「Affinity Photo2」一択ですね。
<ノイズ消し>
ノイズ消去に関しては、元画像の印象すら変えてしまう「CyberLink PhotoDirector 14」には負けますが普通ではないでしょうか。
<マクロ機能>
マクロ操作は「Corel PaintShop Pro 2022」でやっていましたが「Affinity Photo2」でも同様のことが出来ました。
<レンズ補正>
PENTAX KPとPENTAXレンズの組み合わせがちゃんとプリセットにあるソフトはカメラメーカーが作った「Digital Camera Utility 5」以外では初めてです。
<操作性>
初めてでも問題ないぐらい扱いやすいです。「GIMP 2.10.32」のようなクセはありませんね。
ということで他ソフトにちょっと劣るかなというところもあるにはあるのですが、1本でここまで出来るのは凄いと思います。ただ「Adobe Photoshop」と同レベルという触れ込みだったのでAI機能もあるのかと思ったらそれはなかったのでそこは残念でした。